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研究内容・研究テーマ

研究内容

1. バイオマス変換に適した化学反応の探索

太陽の恵みによってCO2と水から炭水化物を光合成する植物類(バイオマス)は、地球温暖化の防止に有効な再生可能エネルギーの1つとして注目されています。人類は古よりバイオマスのエネルギーを木炭や薪として利用してきましたが、現代の産業社会では利便性の優れた液体燃料へ変換することが求められています。

私たちは、バイオマスを石油製品(ガソリン、灯油、および軽油)代替燃料へ変換することに適した触媒反応を探索しています。

2. 化学反応の促進に優れた効果を発揮する触媒の開発

触媒は、化学産業のみならずエネルギー、自動車、電機等の様々な産業で利用されています。触媒の使用によって目的とする化学反応の活性化エネルギーが下がり、低い温度・短い時間で効率的に生成物を得ることができます。活性化エネルギーが下がるのは、触媒表面で反応物がイオンやラジカル等の活性中間体に変わるためです。

私たちは、触媒活性サイトの質的・量的な制御、反応物が触媒活性サイトへたどり着くまでの物質移動等を検討し、新規な高性能触媒の開発を目指しています。

3. 合理的な化学反応プロセスの検討

反応物が触媒活性サイトへたどり着くまでの物質移動、活性中間体の生成等を加味した反応動力学の解析を行い、合理的な触媒反応をもたらす操作条件を検討しています。このような化学工学的検討は、触媒反応プロセスの開発に欠かせません。

研究テーマ

・バイオマスから代替ジェット燃料を合成する触媒反応の探索

・バイオディーゼルを高効率に合成する触媒反応プロセスの開発

・炭素系塩基触媒、金属-塩基二元機能触媒の開発

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